メルマガ6日目。

連日で嬉しいお声をいただきました。

今日のメルマガめちゃいいですね
古土さんの決意が伝わってきます!

ホントありがとうございます!!!

メルマガを書いている人
共通の想いだと思いますが、

返事があることの有り難さ
を実感しています。m(__)m

<I(アイ)を出さなくてどうする!>

あるケーキ屋さんの話です。

長年、パティシエとして勤めてきた女性が
いわゆる普通のケーキ屋さんではなくて
こぢんまりとですが
お一人で、目の届く範囲でできるような
予約販売のケーキ屋さんをオープンしました。

そこのケーキは、

チーズケーキ のみ・・・。

もともと知り合いに頼まれて作っていた
密かに大人気のチーズケーキだけ。

でも、そのチーズケーキには
ストーリーがありました。

最初に勤めていた
洋菓子店のチーズケーキが美味しくて
それを密かに試行錯誤しながら
再現されたのです。

もちろん、
レシピを教えてもらえるわけもなく、

卵を割る数を耳で聞き、
ガスコンロをつけるタイミングを目で見て、
洗いに出されたボウルの付着を舌で味見。

五感を駆使して
夜な夜な家で試作を重ねた毎日・・・。

何度も何度も試行錯誤を重ねて、
お店のチーズケーキとはちょっと違うけど、
納得のオリジナルチーズケーキが完成。

その優しいお味が
作り手の女性のお人柄とも重なって

とっても美味しい
チーズケーキなんです!

こんな素敵なストーリー
ぜひ、みなさんに知ってもらいましょう!

ということで、
制作するリーフレットにも入れるように
アドバイスさせていただきました。

ところが・・・。

リーフレットのデザインを担当したのは
ある大学のプロジェクト。

知人に書いてもらった
ストーリーのイラストを添えて
原稿を渡したところ、

大学の先生から一言、

I(アイ=自分)を出し過ぎ!

ということで、
リーフレットには
掲載しないことになったそうです。

代わりに掲載されたのは

自分たちが考えた
そのお店のロゴと
よくあるチーズケーキの説明文。

確かにオシャレかも知れません。

確かにケーキ屋さんらしいかも知れません。

でも、
そんなケーキ屋さんばっかりです。

小さく始めたケーキ屋さん。

まずは、
知人やご近所さんに
買っていただくことが必要です。

そして、
リピートして買ってもらう
人に紹介してもらうことが
お店の継続へとつながります。

そのためには、
「共感してもらう」が重要な要素で
そこから「応援」へとつながります。

なので、
ストーリーがとても重要なんです。

ストーリーには
その人の「想い」が詰まっているから・・・。

そのチーズケーキを食べる時に

このチーズケーキは
こうやって誕生したんだね・・・

と感じてもらうのが大事です。

そのストーリーを知って食べるとの
知らずに食べるのでは
美味しさの感じ方も変わってきます。

だって、実際に食べるのは
プロのパティシエではなく

おそらく、
目隠しして食べたら
どれがどこのチーズケーキかわからない
普通の人が食べるのですから・・・。
(僕だけではないと思います)

なぜ、

そのお店やその人の価値(想い)を
知ろうとしないのか、
伝えようとしないのか、

どうやって販売していくのだろうか?
このリーフレットをどう使うのだろうか?

ということを考えずに
デザインできるのが
不思議でなりません。

今回はちょっと
ダークサイドの古土ですが
過去の自分への戒めも含めて・・・。